ドライウォールは「目地割れ」を防止する工法です
現代の住宅室内壁はたいてい、石膏ボード(プラスターボード)が貼られています。その石膏ボードには主にこのような機能・性能があります。
- 火に強い(耐火性)
- 音を通しにくい(遮音性)
- 気密性
- 断熱性
このような石膏ボードの性能をより引き出す工法が、ドライウォールの基本です。
家の壁を作るために、規格サイズで作られた石膏ボードを何枚も施工してゆきます。その施工された何十枚もの石膏ボードを、まるでつなぎ目のないような1枚の板のように、家まるごとをそのつなぎ目のない1つの箱のようにしてゆくのがドライウォールの本質です。
そのため、石膏ボードの性能を最大限に利用することが可能になるわけです。
ドライウォールに対する勘違い
- クラック(ひび)が入りやすい
- クラックが入りにくい工法こそが、ドライウォールなのです
クラックが入るのは、石膏ボードが割れるからではなく、石膏ボード同士のつなぎ目が割れてくるためです。石膏ボードを知り、適切に石膏ボードを施工し、正しく丁寧なジョイント処理することで、ほとんどクラックの発生しない壁にすることが可能です。
ドライウォールとは、つなぎ目のない壁を作る工法です
- 見た目のつなぎ目を無くし、美しく
- 構造上のつなぎ目も無くし、強固に、気密高く
- クラック(ひび)が入りにくいので、塗装や左官の壁でリフォームも簡単